12:15 コンセルトヘボウ近くの角にあるTalkboxとかいう軽食&総菜屋さんがお気に入りである.三品ほど買って600円ほど,味もいけるのです.
ホテルに戻って,お昼にして,それから眠りについてしまいました.この日は旅の中日,ちょうど疲れが出る頃でした.
ZZZZZzzzzzzz............
20:15 NPOの開演.指揮Hartmut Haenchen.席は二階席のほぼ中央で,管弦のバランスも最高.ただ時々共振?していた.この大ホールの壁には名だたるクラシックの作曲家の名前のレリーフが連ねて飾られているのです.
一曲目は20世紀の音楽家***のアルト・オーボエの独奏を伴うエレジー?なかなかの曲だったが,聴き慣れない.
二曲目はチャイコの6番「悲愴」.これは大変素晴らしかった(この曲はVlaがいいのですよ).演奏者ではとくにClが光っていた.この指揮者はテンポを大きく変えるタイプ.第3楽章のデュナーミクもすごくて,楽章の終わりに拍手とブラボーの声があがってしまった.これが災いしたか第4楽章は指揮者の乗りも今ひとつで,終焉のコントラバスは音が大きくて消え入らなかった....
12月12日
10:00
ハーグのR.K.D.に調べものに行くため,アムステルダム中央駅へ.そこからハーグまでNLG17.75.
ギルダーのキャッシュが心もとない.スキポールに停車したので,ABN-AMROの両替所へ向かう.千円札は数枚しか持っていなかったので,1万円札でしか両替はできない(NLG100以上が条件).レートは\51.5@NLG(当日のMasterCardのレートより0.7円割高程度)だが,これに手数料NLG7.5が加算される.
続いて乗った列車はハーグHS駅経由で,ハーグCS駅には停まらないので,レイデン(ライデン)で乗り換えなければならない.
11:20
途中下車したら,レイデン市立デ・ラケンハール博物館Stedelijk Museum de
Lakenhalに行きたくなった.駅近くのVVV(観光案内所)で聞くと,徒歩10分足らず(駅から),途中,運河に映る風車が旅情を誘う.次の運河の左岸に博物館がある(美術館レポート).入館料NLG9
ミュージアム・ショップで図録を購入.
Catalog SchildTeken NLG10
FDijnschilders Dresden NLG59.5
14:50
ハーグCS駅から,まずマウリッツハイス美術館に向かった.過去2回来ていて,冬は初めてだったが,隣にスケートリンクが出来ていて,家族連れが遊んでいた.入館料NLG20.
今回の訪問は「シャボン玉を吹く少年」のオリジナルの検分が目的で,やはりこのパネル(板)は板目が上下の長辺方向だ.しかし,この作品の架けられていたところの暗いことといったら!細部は殆ど見えなかった.(ToT)
ただ幸い"Holland Frozen in Time"という主に17世紀の冬景色の風景画企画展が開催されていて,世界の名だたる美術館から36点が出品されていた(
美術館レポート).常設のほうはやや駆け足で回らざるを得なかったが,F・ファン・ミーリスの作品群は写真に納めた.
16:00
RKDはCS駅へ戻る方向で駅からは徒歩5分ほど.建物の5Fエレベータを降りると,受付があり,ビジターは氏名・所属・アドレスなどを登録した上で,1年程前から当日分ならNLG5を払って資料が閲覧できるようになっている.
今回は,主に「シャボン玉を吹く少年」について,F・ファン・ミーリスのジャンル画を閉じこんだファイル集の箱を探して,同絵のファイルを選び,20世紀前半から蓄積された写真や文献の中で,所蔵品に関するもの他をピックアップして,コピーやメモをとってゆくわけである.残念ながらPM5時で時間切れのため,これだけに終始してしまった.
18:50
コンセルトヘボウに着く.席はとれてNLG91,場所はどのあたりかと聞けば指揮者とface to faceだと.それで舞台の前のほうだと思い込んだ.実は一番安い席だった.
Koninklijk Concertgebouworkest
指揮Bernard Haitink
チェロ独奏Quirine Viersen
開演は昨夜と同じ20:15.Podium(Noord)とは,実はひな壇(右翼)で,確かにハイティンクの顔はよく見えたし,指揮ぶりも大変よくわかった.随分お年を召されましたね.
一曲目はストラビンスキーの舞踏組曲「プルチネッラ」
二曲目はハイドンのチェロ協奏曲第一番(私は二番のほうが好きです).
そして,三曲目がブラームスの第四交響曲!ハイティンクのテンポはゆったりとしていて,叙情的.で出しからうるうるものでした.ここの管ではFlが出色.
ところで,Trb(ボントロ)は第4楽章まで出番が無いということも,恥ずかしながら始めて知った.学生オケのとき弾いたことがあるにもかかわらずである.中央よりの指揮者用通路脇だったので,ハイティンクが,拍手に答えて再登場の折,Trb奏者に労いの言葉をかけていたのもよく分かった.
12月13日
9:00 クリスティーズへ.「ヴェルトゥムヌス」の梱包作業に取り掛かる.2時間ほどを費やして,ようやく終了.
いそいで,戸外でシャトル・バスに乗り,スキポール空港へと向かった.
14:10 無事にオランダを後にした.お疲れさま....