Christie's 言わずと知れたオークションハウスの双璧の一つ.日本支社を通じて相談が出来,かつては応対も親切だった.古典絵画はロンドン・ニューヨーク・アムステルダムで.またロンドン・サウスケンジントンでは,手ごろな値段で絵画や家具が出品されている.
Sotheby's 同じくオークションハウスの双璧の一つだが,オールドマスターの出品は増加している.日本支社を通じて相談もできるがセールにより制約がある.その時々だがロンドンに良いものが多いかな.最近ウェブ上でのオンライン・オークションからは撤退したようだ.ロンドン・オリンピアに新たなオークション会場が出店したが,ここも低価格帯の出品.
PHILLIPS もともとロンドンのオークションハウス.de PURY & LUXEMBOURGと合併後,オールドマスターから撤退したかのようだ.
Bonhams ロンドンのオークションハウス
Dorotheum ドロテウムはウィーンにあるオークションハウス.オーストリアに集まる絵画やアンティークなどを扱う.双璧に対抗するオークションハウス連合IAAのメンバー.トシ・インターナショナルが仲介している.(トシといっても私とは何の関係もございません)
Kunsthaus Lempertz Koln レンペルツはケルンにあるオークションハウス.絵画やアンティークなどの優品を扱うが,以前のほうが名品が多かった.IAAメンバー.ドイツにはこの他にもDr.ナーゲルなど有力オークションハウスがある.やはりトシ・インターナショナルが仲介している.
VAN HAM Kunst Auktionen やはりケルンのオークションハウス.以前ここでダウの傑作のオークションレコードが出た.
Glerum Auctioneers アムステルダムのオークションハウス
シンワアートオークション 日本最大のオークションハウス.西洋古典分野での出品は基本的には扱っていないが,近代美術オークションPartIIで,たまに19世紀絵画などが出品される.
毎日アートオークション
AJCオークション
ディスカバリー・ナショナル・オークション
 オランダ  
Rijksmuseum Amsterdam アムステルダム国立博物館 写真撮影○ オランダ16世紀北方ルネサンス〜マニエリズム〜17世紀美術の中心的存在.レンブラント20数点(ホール正面に「夜警」.画集で見た「エレミア」の配色の妙が好きだったが原画は違っていた...),フェルメール4点(仕掛けの多い「恋文」より「ミルクを注ぐ女」の前掛の鮮やかな青が好きです),J・ライスダール11点など綺羅星のごとき有名画家の名品を有す.アーフェルカンプの冬景色もすばらしい.ただしフランドル派は弱い.家具やガラス・銀器,人形の家もいい.以前はライデン細密派がまとめて展示してあったが,展示換えで未展示のことも.
改装のため2003年12月20日から2008年中頃まで閉館
(フィリップス翼だけは主要作品のみ展示が継続される由)
Amsterdams Historisch Museum アムステルダム歴史博物館 アムステルダムの歴史を年代順に展示品を通して学べる.絵画では17世紀の集団肖像画の回廊が有名.アムステルダムで活躍したラストマンやレンブラント派の歴史画・ライスダールらの風景画の良品も多数展示されている.
Museum Het Rembrandthuis レンブラントの家
(アムステルダム)
市の中心部にあるレンブラント最盛期の居宅兼アトリエ.絵画は国立博物館からの寄託らしいが,レンブラント前派やレンブラント工房の作品を居室内に展示.レンブラントは銅版画がまとめて展示されているほか,製作工程の解説あり.彼の収集品に日本の古下駄?があった.
Welkom in het Mauritshuis マウリッツハイス美術館
(ハーグ)
河畔にあるフレデリック・ヘンドリックの甥のブラジル総督マウリッツの私邸だった瀟洒な館だが,17世紀オランダ絵画の珠玉作が多い.レンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」(他10数点),フェルメールの「真珠の耳飾の少女/青いターバンの少女(どちらで記憶しているかで年が判るとか?)」「デルフト眺望」が有名.個人的にはJ・ライスダールの「ハーレム遠望」,F・ミーリスの「シャボン玉を吹く少年」やS・コニンクの「三賢王の礼拝」などもお気入り.
2003年8/16-11/16ハンス・ホルバイン展開催
2004年9/23-翌1/9カレル・ファブリチウス展
2005年9月からフェルメールの「絵画芸術」が3ヶ月間同館に借出される予定
Abraham Bredius ブレディウス美術館
(ハーグ)
マウリッツハイス近くにあり,19世紀末に同館元館長だった美術史家ブレディウスのコレクションを展示する小さな美術館.セーへルス・A.ネールらの風景画やステーンの風俗画のほか,ホーホストラーテンの自画像,A・カイプの黄昏風景,S・ライスダールの静物画など一流画家の一味違った作品も興味深い.となりが棟続きでホーホシュテーデル画廊とは!
Museum Boijmans Van Beuningen ボイマンス=ファン・ブーニンゲン美術館
(ロッテムダム)
たしか○ 個人収集家だった19世紀人ボイマンス氏と20世紀半ばのファン・ブーニンゲン氏のコレクションから主に構成される市立の美術館.古典から現代美術まで展示するのは,オランダの主要美術館としては珍しいかもしれない.これに素描・版画,装飾美術を加えて館の四大テーマとのこと.特筆はP・ブリューゲルの”小バベル”(こちらのほうがより精緻)!また,レンブラントの「机に向かうティトゥス」の他,ホイエン,ライスダールやA・カイプらの風景画の数はアムステルダム国立美術館と並ぶ.
2003年5月10日新装開館. 
Centraal Museum ユトレヒト中央博物館 古都にちなみ,展示は同地で活躍した画家が主.ロマニストのスコレルに始まり,マニエリストのウテワール,ユトレヒト派の父とされるA.ブルマールト,フランドル移民のR.サーフェリ(花弁画や動物・風景画に影響),ユトレヒト派のカラヴァジェスキ(テル・ブリュッヘン,ホントホルスト,バビューレンら)や親イタリア派風景画家など.数年前に改築し自然光でみせる配慮をしているが,光が反射してやや見づらかった.
 ユトレヒトで時間があればデ・ハール城Kasteel de Haarもおすすめです.
Museum Catharijne- convent 聖カタレイネ修道院博物館
(ユトレヒト)
古都にある16世紀の修道院を改築した博物館.79年国立として開設されたが,現在は同財団が経営.カトリックの一大中心地として中世からの歴史的・宗教的宝物を展示.絵画ではスコレルほか北方ルネサンス宗教画(トット・シント・ヤンスもある),M.フォスの「モーゼ」,17世紀オランダ絵画としては宗教画の比重が大きいことからも,レンブラント派に観るものが多い.初期の「宦官の洗礼」があるほか,彼の師や弟子の作品や,フレッベルなどもよく,L.ヤコブスの「ヨゼフの衣を受取るヤコブ」は私が買い損なった品.地下を抜けて展示館に行くので,初回来訪時の私のように,入り口のある建物だけで帰らないで下さい.
Frans Hals museum フランス・ハルス美術館
(ハーレム)
同市の市庁舎にあったハルスの集団肖像画群を中核に1913年開館した美術館.これらの作品を時代を追ってみると,例えばハルスの黒の使い方の変化がわかる.展示にはハーレム派の画家に力点が置かれており,マニエリストのヘームスケルク,ホルチウス,C.ハーレムから彼らに続く古典主義のフレッベルや,ハルスに続く肖像画家のJ・ブライ,また,17世紀前半に同地から輩出した風景画家モレインやS.ライスダールなどの作品も少なくない.ただ,同地出身のJ.ライスダールの絵がもっと充実していると良いのだが.
2003年8/31まで 「黄金時代の都市ハーレム」展
2003年秋〜翌春に新潟と佐倉でフランス・ハルス美術館展が開催されます
Stedelijk Museum de Lakenhal レイデン(ライデン)市立デ・ラケンハール博物館 レンブラントはレイデン時代の1点のみだか,ダウ3点,F・ミーリス2点,W・ミーリス4点,メツー2点,ブレケレンカム3点などレイデン細密派のコレクションは必見.L.レイデンの祭壇画も有名.その他はホイエンやステーンなど.
het Dordrechts Museum ドルトレヒト美術館 × 19世紀末前後の収集が主であったが,近年17世紀ドルトレヒトで活躍した画家に力を注いでいる.従って,カイプ父子(父ヤーコプとベンジャミン・アルベルト兄弟),レンブラントの弟子F.ボル,S.ホーホストラーテン,N.マースらの作品に見るものが多い.
Groninger museum フローニンゲン博物館 まだ行っていない.17世紀オランダ・フランドル派はそこそこあるが,20世紀初頭の大美術史家デ・フロートが寄贈したC・ファブリチウスの作品が2点ある.むしろ,19世紀の農民画家J・イスラーエルスの作品が中心.
HP開けず フリース博物館
(レーワルデン)
まだ行っていない.フリースラントで活躍した画家に見るものがある程度で,17世紀についてはバッケルや風景画家のマンカダンなど.
Stedelijk Museum Het Prinsenhof プリンセンホフ博物館
(デルフト)
まだ行っていない.デルフトには行ったのですが,時間が無くて.収集も少なく,ヘームスケルクに見るものがある程度だそうです.
 ベルギー  
Koninklijk Mus.v.S.K., Antwarp アントワープ王立美術館 ルーベンス(22点!)の劇的な祭壇画大作が集まっているのが印象的な美術館.ヴァン・ダイクら多くの弟子の他,テニールス,フランケンやC.フォスらの同時代の画家の作品も多い.また,エイクを筆頭に,メムリンク,Q.マセイスなど北方ルネサンスの名品も多く,これに続く同地出身のM.フォス(10点)などルーベンスの時代への橋渡しとなる画家の良品も多い.また,17世紀オランダ絵画も佳品が一通り揃っている.先だって日本でも公開されたP.ブリューゲル(子)の作品が10点あることも付け加えよう.
Koninklijk Mus.v.S.K., Brussels ブリュッセル王立美術館 ベルギー最大規模の美術館.エイクやボスは欠くが,15世紀のウェイデン,D・バウツ,メムリンクから16世紀のオルレイら,さらにP.ブリューゲル(父)は6点は出色.続く17世紀はルーベンス派の作品数においてはアントワープに勝る(ルーベンス41点というが良いのは「黒人の頭部習作」と一部の大作,ダイクはアントワープよりいい).17世紀オランダ派は一通り揃っていて,レンブラント1〜2点を含め,弟子のマースの名品「まどろむ老婆」がある.このほか,19世紀フランス絵画も有名でダヴィッドの「マラーの死」はここにある.またそれ以降のベルギー絵画も著名.
Mus. voor Schone Kunsten, Ghent ヘント市立美術館 たしか○ 収集は初期ネーデルラント絵画からルーベンス派まで,またオランダ派もそこそこであるが,ここではボスの「十字架を担うキリスト」と「聖ヒエロニムス」が重要.また,ジェリコー作の肖像画やベルギー19世紀絵画もお勧めらしい.駅から歩くと意外に遠い.同市では聖バーフ大聖堂にあるエイク兄弟の祭壇画「神秘の子羊」は必ず見てください.
 フランス 
ルーヴル美術館 ルーブル美術館
(パリ)
◎撮りたい放題 エイクの聖母子像,デューラーの自画像,ルーベンスのメディチ・ギャラリー,ダイクらフランドル絵画,オランダではレンブラントとその工房,ライスダールらの風景画,フェルメールらの風俗画,....と,あまりに膨大で,リシュリュー翼で17世紀オランダ・フランドル絵画の写真をとって回っていたら4時間が過ぎて閉館30分前になり,モナ・リザのあるドノン翼にも,ミロのヴィーナスのあるシュリー翼にも移動が禁止されてしまい,結局どちらも見られなかった経験があります.日曜日は入場無料となる分人出が多いので,入館の待ち時間も長く,避けるほうが賢明です.
 ドイツ 
Herzog Anton Ulrich Museum アントン・ウルヒッヒ公爵美術館
Wallraf-Richartz-Museum 市立ヴァルラフ・リヒャルツ美術館
(ケルン)
× 立て替えられてコンクリート臭かった上,珍しく写真撮影不可といわれた.ホントホルストの「羊飼いの礼拝」に感動した覚えがある.
Aachen Suermondt-Ludwig Museum 市立ズエルモント・ルートヴィヒ美術館
(アーヘン)
当館の収蔵品2点が1950年代にここで同時に展示されていたので,訪問した.
 オーストリア 
Kunsthistorisches Museum Wien ウィーン美術史美術館 むかし,まだ単なる美術愛好家だった頃行ったっきり.ハプスブルグ家のコレクションとして,P.ブリューゲルや17世紀フランドル〜オランダ絵画の名品が多い.
Albertina in Wien アルベルティーナ素描版画美術館
(ウィーン)
 イギリス 
National Gallery, London ロンドン・ナショナル・ギャラリー ×
The Wallace Collection ウォーレス・コレクション ×
Dulwich Picture Gallery ダリッチ美術館 ×
V&A ヴィクトリア・アルバート美術館
Royal Academy of Arts ロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ ×
Kenwood House ケンウッド・ハウス ×
National Gallery of Scotland スコットランド国立美術館
 ロシア 
Hermitage Museum エルミタージュ美術館
 スペイン 
Museo del Prado プラド美術館
Museo Thyssen ティッセン・ボルネミッサ美術館 × 個人としては世界で第2位(1位は英国女王)とうわさされる同男爵の13世紀〜現代のヨーロッパ絵画コレクションをスイスからスペインに移して展示.とくに17世紀オランダ・フランドル絵画の収集ではかなり有名.
 イタリア 
Uffizi Gallery ウフィツィ美術館
 アメリカ 
Metropolitan Museum of Art メトロポリタン美術館
The Frick Collection フリック・コレクション ×
National Gallery of Art ワシントン・ナショナル・ギャラリー
Museum of Fine Arts, Boston ボストン美術館 大昔,学生の頃,一人で行った.図録は残っているが,記憶が怪しい.渡米に同行した仲間は美術に関心がなかった.
Getty Center Home Page J・ポール・ゲティ美術館
Wadsworth Atheneum ワズワース・アテナム
the Brooklyn Museum of Art ブルックリン美術館
The Detroit Institute of Arts デトロイト美術研究所
The Museum of Fine Arts, Houston ヒューストン美術館
North Carolina Museum of Art ノース・カロライナ美術館
Philadelphia Museum of Art フィラデルフィア美術館 大昔,学生の頃,行った筈.
The Saint Louis Art Museum セント・ルイス美術館
The Art Institute of Chicago シカゴ美術研究所
Columbia Museum of Art コロンビア美術館
西洋美術史と聖書・神話の物語を絵画の図像を交えながら,わかりやすく解説されたサイト.ドリアンさんもオランダがお好きとのこと.いつも前向きで,empathyをもってゲストの方と接してくださいます.アートショップ・ドリアンで素敵なアートグッズも手に入ります.
個人の美術系HPの老舗ですが,ゲストのどのようなご相談にも懇切丁寧にアドバイスを下さるMariさんのお人柄に皆さんが惹かれています.とくにサイトや書籍関係の調べものがお強そうですが,博識には脱帽です.
神話の世界を絵画とウィットのきいた語り口で楽しませてくださいます.文才がきらりと,じゃなかった,いぶし銀のように光る.
タロット・カードの「恋人たち」
妖しくも精緻な美しさにあふれたタロットカードの世界をたろっこさんがご紹介してくださいます.
レンブラントを中心に加藤さんのお好きな西洋画家を紹介されているサイトで,ご自身のコレクションも展示されています.
イタリア・バロック最大の巨匠カラヴァッジオのHP.ワインレッドの高貴な渋さを感じさせるJuneさんは,数少ないバロック美術愛好の同士です.カラヴァッジオの本名がミケランジェロだと知っていましたか.詳しくはこちらで...
京都をベースに市民とアートの融合・新しい出会いを目指す越野さんのサイトで,勉強会やミュージアムツアーなどを開催されているそうです.+Relax流アートウォッチングのススメは一読の価値あり.私が関西にいたら,即入会していたでしょう.
青をこよなく愛すTakさんのサイト.全体がすてきな青で統一されていて,当館のシンボルカラー?が,偶然にもこちらのフェルメールのページの色調と同じでした.「マリアの青」のところで西美のドルチを掲載されているのが嬉しかった.
以前からお寄りしつつ,1人称に恐れをなしてご挨拶が遅れていたのですが,じつは素敵な方でした.某美術館に勤務されながら,ロンドン留学で美術館経営学を専攻されるごんさんのフェルメールへの憧憬に溢れたサイトです.
京都で編集職におられるQさんのフェルメールへの憧憬漲るサイト.奥深い作品解説やオリジナリティに富んだ「寓意度ランキング」,そして海外の美術館レポートが写真とともに楽しめます.書込記事を纏めて皆様と共に制作される姿勢が素晴らしいと思います.
「紙上の建築」紙上にのみ残る建築物の版画や素描を展示された中澤さんのサイトで,16世紀の古書も!アダム様式の建築図面集などウェブ上ではこちらでしか見られないのでは.恐らく長年の蒐集を通じた建築への御憧憬が強く感じられます.
デューラーから19世紀末に至る西洋古典版画を,技法から作家紹介,昨今のオークション出品作に至るまで,網羅的に解説されています.すばらしいコレクションをお持ちの様で,時々展覧会も開かれるご様子.
フェルメールに目を奪われて開設されたmaepiさんのサイト.精力的に海外の美術館に足を運ばれながら研究を続けられている由.エレガントな室内風俗画を通してオランダ古典絵画を愛好する方が増えていくといいですね.
サイト名の如くルネサンス以降の世界的名画60余点に独自の語り口で解説を加えた常設展を催されています.他に企画展として展覧会レポや写真集,在りし日のLPジャケット集など.summy館長と学芸員へんりーさんの不思議な関係が気になります.
旅と児童文学のサイト.ヨーロッパの美術館へ行かれる方は,かおるさんの美術館探訪記をぜひお読みになって下さい.美術館が採点されているのにも興味があります.
国立西洋美術館 いわずとしれた松方コレクションの展示場.しかし,近年の収集で国立美術館では唯一,西洋古典絵画をまとまって所蔵・常設展示している.ルネサンス絵画約20点,バロック絵画30点ほど.J・クレーフの「磔刑」三連祭壇画,ルーベンスの習作「豊穣」「眠る二人の子供」,ヴァン・ダイクの肖像画,ダウの「シャボン玉を吹く少年と静物」,ホイエンらの風景画,C・ヘームの静物画などがよいが,新蔵のヤン・ブリューゲルT世の風景画は絶品.作品は殆ど入れ替わらない.
東京富士美術館 西洋美術史を俯瞰するコレクション.西美に比肩する古典絵画を所蔵しルネサンス絵画6点,バロック絵画25点弱.ギルランダイオの肖像画,ヴァン・ダイクの肖像画3点(「アン・カー」は傑作),フリンクの「子犬を抱く少女」,ヘルデルの「ダヴィデとナタン」などがよい.P.ブリューゲルU世の風俗画もある.ほぼ常設されているものもあるが,巡回や展示換えが多いので注意.
静岡県立美術館 西洋風景画のコレクションとしては国内随一.バロック時代としては10点ほど.秀作が多いが,なかでもホイエンの「レーネン眺望」は同画家の典型的作風で美しい.展示換えあり.
山梨県立美術館 ミレーの美術館.バルビゾン派の前座として,バロック時代としてはクロード・ロランのほか,J・ライスダールの「ベントハイム城」のみだが,これをよいという人は多い.
横浜美術館 収蔵品は20世紀絵画が主だが,ホイエン派の風景画が1点あり,たまに展示される.ここの図書ライブラリーは非常に充実していて,一見の価値があります.
川村記念美術館 収集の方向はステラなど現代美術に向いてきているらしいが,レンブラント作と考えられ得る印象的な肖像画が1点ある.
ブリヂストン美術館 彫刻等多岐にわたる所蔵品があるが,やはり印象派以降で有名な美術館.レンブラントまたはライデン時代の弟子による小品「聖書の主題による夜景〜ペテロの否認」がある.学生の頃,これが日本にある唯一のレンブラントといわれていた頃,勇んで見に行ったっけ.この分野ではほかはA・クロースの風景画だけ.かつて「ミネルヴァ」というバロック的なレンブラントの傑作が寄託されていたが,いまは海外の画商の手に渡ってしまった.
MOA美術館 日本で唯一,レンブラント・リサーチ・プロジェクトが真作と認めたレンブラントの自画像を常設展示している.ただし,研究者の一部は弟子のダウ作と考えているが.国宝,光琳作「紅白梅図屏風」がすばらしかった.
村内美術館 バルビゾン派の私設美術館.分野は異なるが,東京富士美術館に近く,なにより日本の新興プライベート・コレクションの象徴的存在.広々とした館内で至福の時間が過せる.
東京都庭園美術館 アール・デコの建築様式を味わいながら,企画展を楽しみましょう.
東京都美術館 たまに企画展に行くこともある.
東京都現代美術館 展覧会ではなくて,ライブラリーが充実しているので,調べものに行くところ.ここにはマクミラン版Dictionary of Artもある.私はよく"Burlington Magazine"と"Apollo"を読みます.司書の方の応対がとても丁寧でした.
Advanced Book Exchange Bibliofindがアマゾンの軍門に降ったいま,美術専門の古洋書や貴重本はまずここで探しています.
BookFinder ABEに匹敵するサイト.
Bibliofind 以前は大変よく利用したが,アマゾンの一部となってからは,比較的新しい本しか見つからなくなってしまった.
De Graaf Antiq. Booksellers オランダの有名な貴重古書を扱うお店.上記のようなサーチエンジンに登録されてないので時々チェック要.以前送金したのにその本を他のお客に売ってしまわれた.
Gysbers & van Loon オランダの古書を扱う店.高いし信用に疑問もあるが,稀少本を探すのにいい.
大日本印刷()が運営されている日本全国の美術館・展覧会情報です.カタログ紹介や世界の美術館へのリンクもあります.
日本と世界の美術館の情報,巨匠と名作の画像,学校・画家・団体・画廊・書籍などが網羅されています.美術ニュースもおもしろい.
アートと芸術に関するよく整理されたリンク集で,最新のアート情報も収集できます.
国内の美術館・学校・画家・団体・画廊から画材に至るまで検索できるサイトです.
国内の美術館ガイドと展覧会レポートのサイトですが.出色は美術ミステリーのコーナーです.岩国の情報もあります.
東京芸大西洋美術史研究室 知り合いの先生がいらっしゃるので登録してしまいました.K先生すみません.
こちらで古書を調べることもあります.
Rijksbureau Kunsthistorische Documentatie (RKD) ハーグにある国立オランダ美術研究所.研究者に資料が公開されています.年に1回ほど寄って,収蔵品の来歴や専門家のコメントを調べてきています.(英・蘭語)
フランス国立美術館機構のサイトでフランス国内の国立系美術館の所蔵する絵画等の図像を60,000枚公開しています.(英語・仏語)
作品や画家について,時代・国籍や題材あるいは世界の美術館/都市名で検索できる.(英語)
Framing of Old Master Paintings 額についての解説サイト.額屋さんが運営しているが大変詳しい.(英語)
画家・画廊・展覧会・オークション・書籍など世界的総合美術サイト.ここのギャラリーで,オランダ・バロックの専門画廊を探してオンライン展示を楽しんでいる.(英語)
ヨーロッパの美術館へ行かれる方は,CHINA(ちな)さんの「美術館めぐり」をぜひお読みになって下さい.最近書き込みがないけど元気ですか?
WORLD LINKS 世界観光Webのオランダ・リンクに登録されていました.
ANA 全日空の公式サイト.マイルをためてまた行こう.
JAL 日本航空の公式サイト.またカードを作ってしまった.
H.I.S. 上記以外の航空会社はここで結構利用してます.
TRAVELWEB ホテルのオンライン予約に重宝です.
The European Fine Art Fair オランダはマーストリヒトで毎年3月に開催されるアート・フェア.世界中の主要画廊が出品するので必見.といってもまだいけてない.
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